森でも室内でもどこででも
1月17日(水)、久しぶりの雨の日は園舎で過ごした。
それぞれのクラスで朝の会。来月の生活発表会に向けて、劇の話し合いや簡単な練習が始まっている。ひとつひとつを話し合ったり、子どもたちに相談しながら決めたり、普段の遊びを取り入れながら楽しく進めているようだ。子どもたちの嬉しそうな笑い声や歌声が聞こえてきて、こちらまで楽しくなってくる。
テラスでは自由参加で絵の具遊び。大きな紙にみんなで描くことにした。年中の男の子Yが「おれ、絵の具やろ~っと!」と意気揚々とテラスに出ると、他の年中の女の子たちも「わたしもやろっかな~!」とテラスに出る。Yくんは迷いなく手のひらに絵の具をぺたぺた塗りだす。「え~手に塗るの~!わたしはやんな~い」と筆で描く。でもYくんがあまりに楽しそうに手形をぺたぺた押しているからか、すぐに「でも楽しそう。わたしもやるー!」とMちゃん。「あたしも!」「うちも!」とYにつられてみんなで絵の具だらけになっていく。
「絵の具楽しいね~♪」「やってよかった~!」「ねえ、もっとやろう!」年中の男の子も女の子も、手や筆を大きく使って紙いっぱいに描いて、はしゃいで楽しそうだ。しばらくやって満足した表情の子たちが「よし、終わり!あ~楽しかった~」と戻っていく。
残った絵の具チームは、今度はゆっくり考えながら絵を描く時間になっていく。年少のHくん、筆をゆっくり動かして、真剣に何を描いているのかな。
年少のYちゃんは、いろんな色をきれいに手のひらに乗せてスタンプをするのが楽しいみたい。どれを乗せようかじっくり考えている。
色の混ざりがきれいだね。Yちゃんみたいにやりたくて、他の子も真似して一緒にやっていた。
常に絵が変わっていくから、見ているととっても楽しい。
年中の女の子2人は、こちらの紙で丁寧に描いている。細かい絵も楽しいよね。
他の色がほしい、色を混ぜたいと子どもたち。新しい色を作ってみようも混ぜながら、いろんな色ができていく。
最後、駆け込みで来たJくん。絵の具、気になってたみたいで「Jくんもやりたい!」と最後に言ってくれた。楽しかったみたいだけど、きっともっとやりたかったよね。またたっぷりやろうね。
室内では、工作、おうちごっこ、劇ごっこ、ボードゲーム、絵本、ピタゴラスイッチ(ビー玉転がし)など、それぞれ好きな遊びを楽しんでいた。
お弁当を食べたあとは、今日はなんとデザートつき!秋に拾ったたくさんの椎の実が、まだ実は残っていたのだ。炒って食べることにした。
年長のMちゃんやAちゃん、Yくんが炒るのを手伝ってくれた。ポップコーンみたいにいくつかポーン!と弾けて、みんなで大笑いした。
おいしい椎の実おやつが完成した。急いで群がり、無言でカリカリ皮を剥いて、ひたすら食べる子どもたちはリスのよう。
第2弾も完成。「熱い!熱い!」と笑いながら皮を剥く。「おいしいね~」と言いながらホクホク食べる。
雨の日も楽しいことがいっぱいだ。子どもたちはいつでも、どこでも、森でも、室内でも、自分でやってみたい!を見つける、探しだす。自分で考えて、選び、自分の気持ちに添ったり、相手の気持ちに添っていく。毎日、森でも、室内でも、どこでだって、自分たちで成長していこうとする力がたくましいな。
ゆきほ