森のようちえん 森のたんけんたい

森のたんけんたいは、愛知県春日井市の森の中で活動しています。子どもの主体性を尊重し、自分や相手の気持ちを大切にしながら保育を行っています。自然の中での活動が主ですが、音楽、造形、劇などの芸術活動や表現活動なども行っています。

巨大な氷を発見


1月15日(月)、霜や霜柱、少しだけ積もった雪や氷を見つけながら、柳の畑に向かってお散歩した。

柳の畑に向かう道は、日当たりがよくてお日さまがポカポカ気持ちいい。寄り道しながら、ゆっくりと歩いていたくなる。

フジノタネを見つけて「これは炒ったらおいしいらしいよ~」の声に一生懸命探している。
フユイチゴやムカゴももうないので、食べられるものがあって嬉しいね。何十個もフジノタネが入ったポケットを自慢気に見せてくれた。

いつもの川に到着。川に石を投げて遊ぶこと一つでも、ここに当たったら勝ちと自分でルールを決めて投げたり、ひたすら大きい石を探してきて投げたり、水切りのように投げたり、友だちと一緒に投げたり、いろんな遊び方をしている。

「ドロケイしたい人この指止まれ~」散歩道でドロケイが始まった。ドロケイの役決めは、じゃんけんではなく、立候補したり話し合ったりして決めているから、いつも感心して見ている。やってみて、また人数を増やしたり減らしたり、みんなが納得して、楽しく遊べるやり方に自然になっていくのがすごいね。

後ろを歩いている子どもたち、なかなか来ないな~、何してるのかな。と思っていたら、遠くから何人もの嬉しそうな大きな声が聞こえる。

巨大で厚さもある氷を森の入り口で発見して、その氷をず~~っと取ろうと頑張っていたみたい。それは冷たすぎて、重すぎて、スタッフが運んできたみたいだった。


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これでなかなか来なかったのか~!それは取りたくなっちゃうよね。取ってきた子たちはとっても満足そう。他のみんなもびっくり!触ったり乗ったり、よく観察していた。


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小さいやつは子どもたちが持ってきたようだ。(これでも大きい)

この巨大な氷を、見つけた年中のAくんが、家に持って帰りたいとのことで、運んできたようだ。一生懸命運ぶスタッフ・・。

また、ムクロジがたくさん落ちているのも見つけたようで、嬉しそうに見せてくれた。みんな興味津々。年長の男の子が見つけたようだ。みんなの目はいろんなものを見つけられるね~!わたしもまだまだだな~。

柳の畑に着く頃には、もうお弁当の時間だった。たくさん寄り道したもんね。お弁当の後は、ドロケイや崖登り、木登りなどをして遊んでいた。最近、険しい森のなかをどんどん歩いて、道を作って探検する遊びを、年中・年長を中心に楽しんでいる。

この日はそれにドロケイが組み込まれ、険しい森の中でのドロケイが、なかなかハードで面白い。スタッフ1人が警察、10人くらいの子どもたちが泥棒ということで、子どもたちには連帯感が生まれている。さすがに降参してしまった。

帰り道、スタッフが巨大な氷を、重そうにしながらなんとか最後まで運んでくれた。長い道のりお疲れさまでした。

この日、氷を見つけたAくんは、お友だちのHちゃんのお母さんと一緒に帰る日だった。Hちゃんのお母さんがクーラーボックスに氷を入れて持って帰ってくれた。Aくん、よかったね~。


ゆきほ